RF、ミリ波、THz
SAGE Millimeterより新製品の新着情報が入りました。
【バンドパスフィルタ】
WR-28 導波管デュアル・バンドパス・フィルタ
【パワーアンプ】
Kaバンド パワーアンプ
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【オムニアンテナ】
Eバンド オムニディレクショナルアンテナ
【逓倍器】
アクティブ三逓倍器
Microwave Dynamicsより製品情報が入りました。
【ULTRA Low Noise Oscillator】
Dual Loop PLDRO
1 - 50 GHz
データシート:PLO-4200.pdf
【ULTRA Stable & Low Noise OCXO】
Ovenized Crystal Oscillator
50 - 100 MHz
データシート:OCXO-300.pdf
【ULTRA Stable & Low Power Consumption TCXO】
Temperature Compensated Crystal Oscillator
100MHz
データシート:TCXO-200.pdf
シリーズ:特殊高周波回路の思い出 ~その3. 速度計測ミリ波レーダー
1980年代に移動体速度計測用の50GHzCWレーダー用ミリ波送受信部を設計製作した。ブルトーザの燃費改善が目的である。キャタピラースリップ率を検出しエンジン制御センサーとしてのミリ波レーダーは超低速から高速まで計測できるよう小型、軽量、耐過酷な環境が求められた。ミリ波レーダーの速度計測は、速度に比例するドップラー周波数から求めるため、低速度では極めて低い周波数となる。
ミリ波レーダーの速度計測は、送信周波数とミキサ局発周波数が同一である。ミキサから出力されるビート周波数は速度に比例するドップラー周波数であるので、低速度では極めて低い周波数(<100kHz)となる。そのため、ヘテロダイン用ミキサの熱雑音と異なり、低速度の感度は、1/fなどのキャリア近傍の雑音の影響を受ける。このため、発振源にガンダイオード、受信ミキサーダイオードに変換損特性の良いGaAs半導体ダイオードよりも低周波雑音が低いシリコン半導体ダイオードを使用した。特に受信ミキサダイオードは、低ドップラー周波数帯のNFはシリコンミキサダイオードの方が良いので採用した。対地車載レーダーは、アンテナ主ビームは路面に対し、45度で路面に配置する。一方遠距離の移動体速度計測用レーダーは、高利得カセグレンアンテナを用いた。
SAGE Millimeterよりアンテナの新着情報が入りました。
【クアッド・リッジド・ホーン・アンテナ】
5 - 50 GHz SAV-0535031140-2F-U5-QR.pdf
4 - 40 GHz SAV-0434031428-KF-U5-QR.pdf
【デュアル・リッジド・ホーン・アンテナ】
14 - 110 GHz SAV-1431141535-1F-U5.pdf
4.5 - 50 GHz SAV-4525031429-2F-U5.pdf
4 - 40 GHz SAV-0434031427-KF-U5.pdf
6 - 67 GHz SAV-0636731522-VF-U5.pdf
SAGE Millimeterより新製品の新着情報が入りました。
【アイソレータ】
Gバンド フルバンド コンパクト アイソレータ
【同軸アダプタ】
SMPM(F) - 1mm(F) 同軸アダプタ
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【ダウンコンバータ】
Wバンド ダウンコンバータ
【レンズアンテナ】
Uバンド レンズコレクテッド アンテナ
Marki Microwaveよりリミッターの新着情報が入りました。
A-INFOよりアンテナの新着情報が入りました。
Marki Microwaveよりミキサーの新着情報が入りました。
【ミキサー】
NEW ULTRA-WIDE 2-22GHz MIXER AND 2-18GHz IQ MIXIER
Extronicsより新製品の新着情報が入りました。
iWAP XN3 Zone 2/Division 2 Universal Wireless Enclosure System
Kaバンド帯ラジオメーターの改造
ラジオメータ改造例
K大エネルギー理研から、既存ラジオメーターの観測周波数帯域の拡大依頼を受けた。 改造点は、1)高磁場内で運用させるので磁場対策を施すこと。2)フィルタバンクと検波器を倍増すること。
改造前のラジオメーターは鉄製ケース内にKaバンドのRFを導波管ミキサと局発のガン発振器からなるRFスーパーヘテロダイン回路により広帯域中間周波数に変換し、広帯域増幅器により、所定出力まで増幅後広帯域スプリッタで8分岐し、それぞれBPFの出力を広帯域同軸検波器により直流電圧に変換する構成である。改造点は、①現状ボックスに8CHから16CHに倍増すること。②現状の3電圧のDC電源入力端子に外部電源からケーブルで接続する構成から、内部にAC/DC電源を組み込み、AC100Vのみで動作させる(写真1)。検討結果の結果、現状のブックスではBPF+検波器の倍増は物理的に無理であることが判明した。そこで、16CH分のスプリッタ+BPF+検波器を鉄製ボックスに収容することとした(写真2~8)。検波器に入力されるレベルは低下するので、磁気擾乱の雑音対策の磁気シールドは、鉄製ボックスのほかに検波器のダイオードの部分に鉄ブロックで固定する構造とした。また、鉄製ボックスの幅は、19インチラックに収まるサイズにした。RF及びIFケーブルは最短距離になるように部品配置設計を行った。ケーブル、固定部材は低価格の既存の物を採用し組み立てた。検波器出力は、インピーダンス整合器も接続できるようなケーブル設計、機構設計を行った。
写真1 改造後のRF部ボックス内部
写真2 改造後のIF SP+BPF+DETボックス内部前部
写真3 改造後のIF SP+BPF+DETボックス内部前部パネル
写真4 改造後のIF SP+BPF+DETボックス内部後方より
写真5 改造後のIF SP+BPF+DETボックス内部組立中側面 磁気シールドブロックと検波器
写真6 改造後のIF SP+BPF+DETボックス内部組立中側面 スプリンター固定構造
写真7 改造後のIF SP+BPF+DETボックス内部組立中、左からSP、ケーブル、BPF、検波器